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【活動レポート】「東京マラソン2021衛生サポート」の舞台裏(後編)

こんにちは!花王 公式note編集部です。
今回の(後編)では、(前編)で紹介した取り組みを支えた花王社員の想いを中心にレポートします!

なぜ、花王が東京マラソンをサポートしたのか?

コロナ禍で色々な活動をあきらめざるを得ない状況が続き、目標としてきたこと、楽しみにしてきたこと、人とのつながりを通じて感動する気持ちが、感じにくくなっている方もいるかもしれません。花王では、衛生的な配慮をしたうえでの大会実施によって、ひとり一人の輝く瞬間を応援し、世の中を一歩前に進めたい、と考え、今回の大会サポートを決めました。

さらに参加するランナー、ボランティア、運営スタッフが手指衛生や身の回りの除菌の正しい知識を持ち、大会後も日常生活のなかで、家族や友人、まわりの皆さんで衛生行動を実践してほしい。
スローガンに掲げる“みんなでつくる「きれい」、が応援になる。”には、そんな願いが込められています。

社員ボランティアとして参加した、高野研究員の想い

ランナーとしての経験はあったものの、ボランティア参加は今回はじめてだったという、高野将行 研究員。普段は感覚科学研究所で、「人と人」、「人と製品」とが触れることでどのように心が動くかを探索して、心に響く製品やサービスにつなげる研究開発をしているそう。今回の東京マラソン2021は、コロナ禍で物理的に人同士の距離が離れていても、衛生的な配慮がされた大会の開催により、心はつながれる!という事を実感できる機会になるのではないか?という想いがあって、参加に踏みきったそうです。ボランティアリーダーとして東京マラソン2021に参加したきっかけと、どんな想いがあったのかを聞いてみました。

※撮影時のみマスクを外しています

<プロフィール>
高野 将行(たかの・まさゆき)
研究開発部門 感覚科学研究所
2004年花王入社
趣味はランニング(つくばマラソンにて初完走)。東京マラソンのランナーを見て、改めて走る楽しみを感じました。

――高野さんはこれまでボランティア経験が無かったという事でしたが、今回やってみよう!と思ったきっかけを教えてください。

高野:ランナーの経験はあったけれど、ボランティアは何となく自分ごとではありませんでした。コロナ禍で開催された他のスポーツ大会のボランティアの活動がクローズアップされていて、彼らの存在があったから無事開催できたんだと感じ、ボランティアに対する自分の気持ちが変わりました。

当日の運営について説明する高野研究員

――そんなタイミングで今回の衛生サポートのボランティアに参加されたのですね。

高野:やってみたいという気持ちはあったけれど、なかなか踏み切れませんでした。そんな時、花王で東京マラソン2021のボランティア募集があったのです。この大会の成功に何かの形で貢献しようと応募しました。コロナ禍で人が集まるいろいろな行事の中止や、延期が余儀なくされましたが、東京マラソンが安全・安心に開催できれば、それは次のイベント実施においても良い実績になると考えました。セミナーなどで衛生の知識も学び、正しい対策を日常的に行えば、自分自身の生活においてもいろいろな可能性が広がる、とても意味のある活動だと思いました。

――高野さんは花王ボランティアのリーダーとのことですが、どのようなお役目だったのでしょうか?

高野:花王のボランティアの役割は、ランナーがフィニッシュしたあとに、手指消毒液を勧めること。やるからには全力で!とリーダーを務めました。大会開催に貢献することはもちろん、メンバーにも「参加してよかった!」と楽しんでもらうことを大切にしました。とはいえ、オンラインでの顔合わせ、リアルではほぼ初対面。お互いのことも知らない仲でした。距離を縮めるために、おなじみのブランド名をつけた「ビオレ班」、「アタック班」「ヘルシア班」「バブ班」を作ったり、班ごとに名札を色でわけたり、とコミュニケーションにつながる工夫をしました。

――実際ボランティアを経験されてどうでしたか?当初のイメージと気持ちが変わったところはありましたか?

高野:ボランティアにはこれまで、与えられたことを手伝うというイメージが大きかったです。でもやってみると、役に立てる方法をメンバーと一緒になって考え、動くものなんだと考えが変わりました。今回、東京マラソンのボランティアページに"a VOLUNTEER is an ENTERTAINER"というメッセージがありました。仕事でもプライベートでも、人と関わり相手に喜んでもらうことを大事にしているので、この言葉に共感しました。大会そのものを盛り上げること、ボランティア一人ひとりが互いにエンターテイナーなんだということを、活動を通して実感しました。最初は緊張がありましたが、同じ志をもって活動するメンバーとして「仲間だな」と意識させる瞬間があり、同じ気持ちをもって活動する事のすばらしさ、みんなと一緒だから達成できた喜びを感じました!

――今後はどんなことにつなげていきたいですか?

高野:この東京マラソンでの衛生的な配慮の姿勢が、規模の大きいイベントでのスタンダートとなると、社会的な活動の可能性が広がっていくと思いますね。そして今回の実績が次につながっていくと良いなと願っています。それは私だけでなく、周りのボランティアの方々からも同じように声をかけられ、自分たちの活動の影響力の大きさを実感しました。
それからもう一つ、ボランティア活動をすることの垣根を下げていきたいですね。ボランティアに関心があって、やってみたいと思う人はたくさんいると思う。自分もそうでしたが、一歩踏み出すことがなかなか難しいのだと思います。ボランティアに関心を持つ人に参加しやすい環境を作ることや、一歩背中を押してあげる存在になりたいと思います。

編集部よりあとがき

花王が東京マラソンのサポートをするのは、今年はじめてでした。大会に関わるみなさんといっしょに、衛生的な配慮をすることで、応援の気持ちを届けられたこと、とてもうれしくおもいます!この東京マラソンが、今後のイベントのありかたへポジティブに影響していったり、みなさんの前向きな明日につながってくと良いな・・・と感じています。
(前編)(後編)と最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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