NO MORE RULES. 自分を縛るルールはない。「KATE SCHOOL」にこめたブランド担当の想いとは
メイクアップブランドの「KATE(ケイト)」が、メイクを通して、「自分らしさ」を知り・育む、体験の場としてブランド初の授業「KATE SCHOOL」を開講しました。でも実は、メイクの仕方を教える授業ではないんです。めざしたのは、「自分らしさ」を知り、新しい自分と出会うきっかけづくり!「NO MORE RULES.」のスローガンのもと、“ルールに縛られないメイク”を提案している「KATE」だからこそできる取り組みだと思いました。
今回は、この新しいチャレンジについて「KATE」PR担当 若井麻衣をインタビュー。現場へも取材にいってきました!
ブランド初の試みに、生徒の個性や才能を大切にする学校が賛同
——なぜ「KATE」が今「KATE SCHOOL」という授業を高校で開講したのですか。
若井:昨今、「自己表現」や「自分らしさ」が重視される一方で、「自分らしさ」の見つけ方、表現の仕方について悩んでいるという声も上がっています。そこで「KATE」は、メイクを通じて「自分らしさ」を知り、自己表現の可能性を広げるきっかけや、変化する勇気、新たな自分との出会いの場を提供したいという想いから「KATE SCHOOL」を開講することにしました。
——なるほど。メイクの授業ではなくそういった趣旨があるのですね!
若井:今回は、学校法人嘉悦学園「かえつ有明高等学校」(東京都江東区)の2年生を対象に実施をしました。
——この学校で開講した理由は?
若井:一人ひとりの個性や才能を大切にしている学校の教育理念と、「KATE SCHOOL」の考え方が同じ方向を向いており、学校側にも「KATE SCHOOL」の目的や内容に賛同していただけたからです。
——なぜ2年生に?
若井:「かえつ有明高等学校」では生徒の対話と主体性を重視する「プロジェクト」というオリジナル授業を設けていて、高校2年生は「自分のボーダーを超えていく、チャレンジをする」をテーマに取り組みを行っているそうです。多感なこのタイミングで、今後の人生において自己肯定感や自尊心を大切にすることにつなげて欲しい、という学校の想いから2年生になりました。
教材は100色以上のアイシャドウ。色を表現するユニークな欲名に自身の想いを重ね合わせて
——なぜ教材に「ザ アイカラー」を選んだのですか。
若井:「KATE」には「ザ アイカラー」という単色のアイシャドウがあり、100色以上の色を展開しています。「後悔は好きじゃない」「少しだけ遠回り」「まだ見ぬ世界」など、全色にその色を感情や気持ちで表現する欲名がついているので、自分らしさを知るきっかけとして、「ザ アイカラー」を使用することにしました。
——欲名には赤やオレンジなどのカラー名が入っていないのですね!
若井:そうなんです。色からではなく、100以上ある言葉の中から事前にこれだ!と思う4つを選んでもらい、授業当日に初めて自分が選んだ色と対面してもらいました。パレットを開けた瞬間の生徒さんたちのさまざまな表情!とても印象的でした。
——なるほど。意外な色であったり、イメージ通りだったりするわけですね!その4色をつかってメイクを?
若井:はい。まず、「自分らしさ」とは何かを知るために、その言葉を選んだ理由などディスカッションをしながら自分の想いを言語化し、その上で、自由にメイクを楽しんでもらいました。そうすることで、新たな一面に気づき、新しい自己表現のきっかけになるのではないかと思ったんです。
「ザ アイカラー」全色と欲名の一覧は⇩⇩⇩からご覧いただけます。
6つのステップで、自分らしさに気づき、誰もが自由に表現することを楽しむプログラム
——「KATE SCHOOL」の授業の流れを紹介してください。
若井:こんな感じです。
若井:しっかりステップを踏みながら、“自分らしさ”や“新しい自分”を知るきっかけをつくり、それを自由に表現して楽しんでもらえるような構成にしました。私たちも初めての試みだったので、内心では生徒さんたちがどんな反応をしてくれるかドキドキしていました。
——生徒さんと同様に「KATE」にとっても初めてのことですもんね!
「すべてが新鮮!」生徒たちが感じた新しい可能性
——授業が進むにつれてどんどん生徒さんの表情が生き生きしてきましたね!
若井:はい。最初は緊張していた生徒さんたちが、どんどん楽しんで盛り上がっていて、私も楽しくなりました!涙袋を作ってみたい生徒さんや、4色を自由に混ぜて自分だけの色を楽しむ生徒さんの姿が印象的でした。
——性別問わず自己表現を楽しんでいましたよね
若井:そうですね!教室中に、パワーが溢れていることを感じました。まさに「KATE SCHOOL」で実現したかった“新しい自分と出会うきっかけづくり”ができている空間だったと思います。
授業が始まる前と後で、生徒さんたちの表情がぐんと豊かになっていて、「人の気持ちを動かすメイクの力ってすごい!」と改めて感じました。
——生徒さんからはどんな感想がありましたか?
若井:嬉しいことに、「すべてが新鮮で、最初から最後まで楽しかった」「メイクをすることで見た目の変化もあり、自分の新しい可能性を感じた。この授業がなければ気づけなかった」といった感想をいただきました。
——学校側の反応はどうでしたか?
若井:学年主任の篠原先生からは「参加した生徒を見ていると、『あれをやってみよう』『あれをやってみたい』という、一歩を踏み出すエネルギーがスムーズにでていたことが印象的だった」という感想をいただき、担任の小宮先生からは「普段発言が多くない生徒も発言し、明るくさまざまな表情をみせていたことに驚いた。メイクという手段を使ってさまざまな表現方法で生徒それぞれが自身の内面を表現していた様子も素晴らしかった」とおっしゃっていただきました。
——嬉しいですね!授業中、さまざまな表情をみせる生徒さんを、温かく嬉しそうに眺める先生方の姿も印象的でした。
今後も学生にきっかけを提供し続けたい
——これからも「KATE SCHOOL」を続けていく予定ですか?
若井:はい。継続的に開催していきたいと思っています。実は参加してくれる学校を募集中です。(2023年7月24日(月)から応募開始)メイクに自分を縛るルールはありません。自分を表現する1つの手段としてメイクを自由に楽しんでもらいたいです!今後も「KATE」はメイクを通じて、だれもが「自分らしさ」を自由に表現していくことを応援していきます。今この記事を読んで下さっているあなたの学校にも「KATE」 が伺うかもしれません。ご応募お待ちしています!
募集については⇩⇩⇩をご覧ください。
編集後記
授業が始まってから終了までの間にみるみる表情が豊かになってキラキラする生徒さんたち。男女問わず授業を楽しんでいて、メイクを通じて自分を表現することは、これから一層性別の垣根がなくなっていくのだろうなと感じました。この記事を読んでいただき、「新しい自分を発見したい」と思ってくださった方がひとりでもいてくれたら嬉しいです!
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